地域・企業の取組み

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産学連携による神奈川県内高等学校生徒に対する早期工学人材育成プログラム開発事業

対象地域: 

神奈川県

事業の背景

現在の教育体系の中では、高校生に「工学」という学問分野を理解する機会が与えられていません。そのため、「工学は高校までに履修する理系科目だけでなく、理系・文系を問わず全ての学問を集積した基礎分野の上に成立し、その工学が産業界の基盤技術を支えている」ということを、高校生にきちんと伝えることが重要です。そこでは、大学教員と技術者が一体となって、これらについて高校生に伝え、興味を刺激し、工学分野へ進学する学生数を増大させ、ひいては産業界へ優秀な人材を送り出す、といった流れを生みだすことが求められています。 

取組概要

神奈川県内の高校生を対象に、日本機械学会および横浜国立大学と連携の強い神奈川県内企業と連携して、講義・講演、実習、見学等を通じて学問としての工学に対する面白さを提示し、職業としての工学に携わる魅力を技術者から伝えることにより、高校生の工学に関わる職業観を醸成するための人材育成プログラムの開発を行います。

プログラムの内容

プログラムイメージ
高校の1、2年生を対象に、学校の授業に講師を派遣し、産業技術の社会的価値や重要性、キャリアパスを明確に伝え、生徒の職業観を醸成します。

平成20年度においては、例えば次のようなプログラムを開発します。
  • 空飛ぶ力の源―ジェットエンジンとロケットエンジンの仕組みとその開発現場―/IHI
  • 自然に学ぶ流れの技術 ―流体機械―/IHI
  • 電気自動車の開発現場~バッテリーの役割とその未来/日産自動車
  • クルマの動きを制御する面白さと難しさ/日産自動車
  • ロボット ―ロボットが動く仕組みとロボットを動かす仕事の面白さ-/東芝
  • モノが壊れる仕組み ―ノートパソコン,携帯電話が壊れないための工夫―/東芝

プロジェクトの特色

本プロジェクトは、理科系教育に特に関心の高い高校に対し、4万人近い会員を有するわが国でも最大規模の学会である日本機械学会に属するシニア世代の技術者と、横浜国立大学と包括提携等を結び、同学と連携の深い企業の技術者が授業を行います。企業人講師による授業の実現にあたっては、企業人講師をいかに発掘するかが鍵となりますが、本プロジェクトでは、大学・学会・企業・教育委員会・高校との強い連携によりプロジェクトを推進し、この点をクリアすると同時に、質の高い授業を試みているという点で非常にユニークかつ先駆的な取り組みといえます。

協力機関名

(株)IHI、日産自動車(株)、(株)東芝
(社)日本機械学会
神奈川県教育委員会

地域コーディネーター

(国)横浜国立大学

地域コーディネーターからのコメント

若手技術者が主役で,熟練技術者がそれを補佐し,大学教員は司会を担当しています.高校側からは準備のための事前打ち合わせが大変好評で,単なる出前授業との大きな差別化を図っています.若手技術者と熟練技術者の授業準備は周到で,まさに我が国の産業を支えてきた技術者の姿を高校生との目の前に見せることができ,高校生に感銘を与えています.次年度に向けて対象校および工学対象分野の拡大を目指しています.
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横浜国立大学 大学院工学研究院 早期工学人材育成事業事務局
〒240-8501 神奈川県横浜市保土ヶ谷区常盤台79番5号
TEL. 045-339-3815 FAX. 045-339-3810
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